PENGUIN GIFT BOX – TOI for IDEA
PENGUIN GIFT BOX
「問い」を立てる。
アイデア編
「問い」を立てる。
アイデア編

こんにちは、「ただの問い屋」です。
私たちは、答えを持っていません。
おそらくこれからも、持つことはないでしょう。
ただ、「ちょっと立ち止まる問い」をそっとお渡しするだけです。
それを受け取るかどうかは、あなた次第。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
3日後、あるいは3年後に「あの問い、何だったんだろうな…」と思い出してもらえたら、それだけで十分です。
例えば、こんな「問い」はいかがでしょうか?
- あなたのアイデアは、誰に届けますか?
- 最近、何か黙ってしまった誰かを見かけませんでしたか?
- 「問い」と「ギフト」、似ていると思いませんか?どちらも相手をしっかり見ていないと、的を外してしまいますよね。
今日も、そんな問いを静かに包み、一人ひとりの「まだ言葉になっていない何か」に届けられたら嬉しいです。
※アイデア編は私の中で優しい・強い・おもしろいで爆発した問い

1 ギブ&テイク
なぜ満足の等価交換(ギブ&テイク)には、心が動かないことがあるのだろう?
わらしべ長者のような物語が、なぜ現実ではほとんど起きないのだろう?
ギブ&テイクとは違う「ギフト」とは、どんな条件で生まれるのだろう?
参照文献: 世界は贈与でできている 他関連 池内悠太
問い 最近、あなたは誰かにギフトを贈りましたか?
2 星座
星の王子さまは「大切なものは目に見えない」というのは、その大切なものが何かと何かの「関係性」だからだ、AとBは目に見えたとしても「AとBの関係性」は目に見えない。それはちょぅど、星は見えるが星座は見えないのと同じだ。夜空には星と星を結ぶ線は存在しない。星を結ぼうとする意志が無ければ星座は存在しない。
参照:アニメ ち! 魚豊
問い 「私は今、見えていないが、〇〇を求めているのかもしれない」 あなたの○○は何かふわっとでも言えますか
3 空気
いろいろと、自分自身の決断に対して後悔を抱えています。 曖昧な雰囲気やその場の圧力に流され、沈黙してしまい、傲慢かつ無責任な他者の敷いたレールに乗ってしまった自分を悔いているのです。
ソフトバンクの孫社長の話の中で聞いたなかで大切にしたいことがあります。それは、プロジェクトを始める際には、目標を数値化するとともに撤退条件を明確に定めておくルールの重要性です。
あのとき、もしプロジェクトの撤退条件も明確になっていれば、曖昧な空気が支配しがちな文化に逆らえたかもしれません。
参照:空気の研究 他 山本七平
問い あなたは自分の意見を「空気を読んで」から決めますか、 「空気を読む」という行動はどのようなときに必要ですか。
4 なぜ、3C分析やSWOT分析をするのか
1.それは「価値」を言語化するためである
ビジネスにおけるフレームワーク──たとえば「3C分析」「SWOT分析」「5F分析」。これらを教科書的に学んでも、実務でどう活かすのか、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。ですが、私たちはこう捉えています。
それらの分析は、「価値を言語化する」ために行います。
なぜ、価値を言語化しなければならないのか?
「うちの製品はこんな技術を使っています」「この素材は高性能です」。
そんな説明は、確かに正しいかもしれません。ですが、それは「手段」であって、「価値」ではありません。
顧客が本当に求めているのは、「どんな変化が起こるのか」です。
・悩みがどう解決されるのか?
・何ができるようになるのか?
・どんな気持ちになるのか?
つまり、価値とは「変化」です。
その変化を伝えるためには、自社と顧客、競合の関係性(=3C)や、自社の強みと脅威(=SWOT)を整理しなければ、核心には辿り着けません。
2.有名なビジネス分析手法(フレームワーク)
3C分析:顧客ニーズ・競合の特徴・自社の強みを横断的に見つめます。
SWOT分析:「強み、弱み×機会、脅威」の組み合わせから、差別化要因を浮き彫りにします。
5F分析:業界構造そのものに踏み込み、「他が真似しにくい立ち位置」を見出すことができます。
3. 差別化は「できること」の違い
3CやSWOTや5Fを活用すると、自社しか提供できない「できること」が浮かび上が
ってきます。これが“差別化”の本質です。
単に「他と違う」ことを並べても意味はありません。
大切なのは、勇気をもって「他社にはできないけど、私たちにはできる」と違いを明言できること。
この違いを見出すには、冷静に競合と顧客の状況を見つめ、戦略的に「強み」を相対化する必要があります。分析とは、価値を「違い」として伝えるための準備なのです。
4. 信頼の言語化
信頼は「過去」からしか生まれない。しかし、今には過去と未来を変える力がある。
さらに忘れてはならないのが「信頼の言語化」です。
「未来は語れても、信頼は語れない」。これは営業でもブランディングでも真理です。
信頼とは、「これまでどうやって価値を提供してきたか」というストーリーに宿ります。
SWOT分析では「強みと実績」に焦点をあてます。
それは単なる自慢ではなく、顧客の不安を取り除く「過去の証明」なのです。
分析は、“言葉にするため”の地図
3C分析やSWOT分析は、外部環境を把握し、自社の本質的な魅力と立ち位置を確認する手段です。しかし、私たちにとって本当の目的はその先にあります。
それは、顧客にとっての価値を、正しく、深く、伝えるための言葉を手に入れること。
「分析」は「伝える準備」です。「伝える」とは、「選ばれる」ための第一歩です。
私たちはなぜ、分析をするのか?
それは、「価値」を言葉にし、人の心を動かすGIFTにするためです。
そのために、私たちは3C・SWOT・5Fなどを活用するのです。
心の中にある求める砂時計はいつも「現在・過去・未来」を覗いています。くびれ部分を通る砂は「現在」のあなたとの関係性をあらわすとすれば、「未来」も「過去」も日々変わりますね。
未来はどんな関係性の中にいたいですか?
参照:空気の研究 他 山本七平
問い 並んでいるラーメン屋に並びたいのはなぜですか?