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PENGUIN GIFT BOX – BUSINESS(用語集)

PENGUIN GIFT BOX

「共感の土台」のために大切な「はじめの一歩」

「共感の土台」のために大切な「はじめの一歩」

ビジネス・マーケティング用語を定義して
「伝わる言葉」に

PENGUIN FIRM 用語集

アイデア

□「アイデア」とは、何となく分かった気になっていたことに「本当 に?」”と問い続け、言葉で整理した先に、ふと現れる「これならできそう!」と思える新しい考えのこと。

□既存の新しい組み合わせのこと。
※組み合わせとは、分解、合成、連鎖による質の転覆や逆転の発想などを指す。
 まさに、『芸術は爆発だ』by 岡本太郎 です。

□面白いアイデアほど欠点やリスクがあります。故に棚上げ・棚卸できる自由ノートは大事です。
※肥えた土地に旨い作物(アイデア)が育ちます。

□アイデアはリラックスしながら何かを見た、聞いた、話したときに突然生まれること。

既存からの新アイデアの創出は繰り返しのWhy⇒How⇒Whatの順番に思考する。             
 by『Whyから始めよ』サイモン・シネック      

曖昧(あいまい)

□語源的な意味は、光があるはずなのに、何かに遮られてぼんやりしている状態

□意味や立場を確定せずに余地を残す状態であり、創造性を生む一方で、責任や意思決定の場面では明確  化が求められるもの。
※その扱い方こそが、レジリエンス(信頼と柔軟性の両立)を可能にする技術である。

□定義しようとするとかえって混乱を招くもの。

アホな問い

□関西弁でいう「アホな問い」はオープニングで場を緩め、温め、本音が出やすくすること。

アロイ思考

□(素材用語)合金。複数の素材を混合し、新しい特長の素材を生み出す、経済的な技術のこと。

□(組織用語)アロイ的思考とは、少量の異質な要素の融合によって、単体では到達できない特性や可能性  

を引き出す、構造的かつ経済的な創造技法なこと。
この技法は、扱いにくいほどユニークな能力を持つ人々を含め、彼らと共感し合うことで初めて成立します。


□(組織)他者の経験と自分の経験から何かを掴もうとすること

いい人戦略

□短期的な利得よりも長期的な協働価値の最大化を目指す戦略的態度(共感・賞賛・支援など)のこと。

言うは知性、黙るは品性、伝えるは人間性

□言葉を操る力は知性の証であり、語らぬ選択は品性の表れ。だが、真に価値あるものは、伝えることで他者に届き、共鳴を生みます。希少性を誇るより、共有する姿勢にこそ人間性が宿る。そんなこと。

※希少性は、見せびらかすものではなく、分かち合うことで意味を持ちます。伝えるとは、相手の理解や感情に配慮しながら、価値を届ける行為。
それは「ただ言う」こととも、「黙る」こととも違う、人間性の成熟した表現です。

意志

意志とは、単なる「やりたい」という感情ではない。それは、勇気・自立・尊敬といった価値から育まれた、願望を現実に変えるための内なる力である。
※具体的には1.行動に移す力 2.目標を達成する原動力 3.決意や覚悟
      4.どやり抜く力  など

意思決定力

 □意思決定力が高い人とは「意味のある判断」ができる「勇者」であること。
 
 □意思決定には欠かせない習慣を準備していること
 
 ※意思決定に欠かせない習慣事例
 1.行動を見直す論理的な内省(Why) 
 ・本質への問い ・行動の軸 への問い 
 2.組織文化にある当たり前の警戒
 ・「空気で決まる」に警戒 ・(失敗などの)語られなさ・「見えない」文化の継続 
 3.動機が欲求に縛られていないか
 ・「怒られたくない」「褒められたい」「所属したい」「自由でありたい」など
 4.機会費用損失
 5.インセンティブ(行動起こす誘因)のリスク
 6.「あのお客さま」のことを知っているか

□意思決定には帰納法か演繹法が用いられること
※日本は感覚的な妥当性(経験・直感・流行)の帰納法を好むのが特徴です。欧米は環境変化に対応できる理論的な演繹法を好みます。                            
※日本は帰納的な思考を得意とし、「ものづくり」には強い。しかし、ゼロからプラットフォームを創り直すような新規プロジェクトでは、競争力を発揮しにくいとされています。
 
□意思決定のルールは組織ルールを作る者に
より複雑化・劣化すること。

 1.限界原理(どれだけやる・やらないの事前ルール、信念)の再確認
 2.責任と役割の腹落ちメンバーで状況に応じた合意ルールを決める。
 
※ 多数決において、意見の不一致が無い時は決定すべきではない

意味

□単なる事実や出来事の背後にある、価値や目的、そして感情的なつながりのこと。

※(ビジネス)「もの」から「こと」へ、さらに「意味」が重要視される背景
機能だけで差別化が難しい今、顧客の価値観や感情に響く「意味」の提供が重要に。共感や哲学を通じて、持続的な関係性とブランドロイヤルティを築く鍵となる。

※「意味」と「訳」の理解
お客様の「訳」を理解することで、「なぜ今、この課題があるのか」を正確に把握できます。そして、「意味」を感じ取ることで、「その課題を解決して、どうなりたいのか」という未来のビジョンを共有できるのです。この二つを深く掘り下げ、繋ぎ合わせる力こそ、お客様に寄り添い、真に貢献するための重要な能力だと言える。

イノベーション

□新価値(コンセプト、指標)を生み出すこと。それに繋がる手段・武器を生み出すこと。
そして、その新価値で戦うこと。

※クリエーション(創造)は独創的なアイデアを生み出す能力でイノベーションとは異なります。

□精一杯、冒険の旅を盛り上げること

インタビュー・取材

□何かを誰かに伝えるために何かを知ろうとする態度のこと。

※自分への取材:曖昧にならないよう言語化する
※他人への取材:私の意見は不要。「なるほどね」「そうなんだね」としっかり理解する
※ものへの取材:夢、ものに対する敬意の視線

(生成)AI  

□知識の整理・整頓だけでなく意思決定にも頼りになる道具のこと。
※AIだけでは創造は完結しないが、AIなしでは「拡張された創造」は難しい

□「自分を中心に効率的な動き方」をしめすためのデジタル装置のこと。       
※紙地図とグーグルマップの違い

□あらためて、「人とは」を問うデジタル装置のこと。

※(生成)AIリスク
1.「使わないと取り残される」という焦りが健全ではない
2. 人間の能力を過小評価する風潮への懸念
3. 使うこと自体が目的化してしまうことへの警戒 
4. 情報格差の拡大と「見えない排 除」 
5.  思考停止と依存のリスク
6. うまくまとめることで、緊張感や熱量がちがうものになる。

エビデンス(証拠)

□論破のための手段
※本冊子では「そうだよね・たしかにね」程度の私の納得感による再定義なので、エビデンスの要求は困ります。

営業

□お客様に直接見られる仕事であり、お客様と直接話せる仕事であること。 
 そのときの感覚をSWOTや3C分析化などにすることで戦略につなげる仕事であること。

□小さなINPUTとOUTPUTを繰り返しながら、大きな勝ち筋をつくる仕事、維持する仕事であること。

優秀な営業とは
1.現場を捉え、相手の心を動かし、お客様に「わかりやすく」「違いを作り」そして「双方に 熱を作る」
2.お客様にとって、「こんなものがあったらいいのに」のものを準備している。
3.相手の言うことを徹底的に理解しようとするから、ホワイトボードやノートの活用がとても上手。

応力集中(少数精鋭)

□(技術用語)材料や構造物において、形状の不連続(穴・切り欠き・曲がりなど)がある部分に、外力が局所的に集中し破壊や疲労の起点になりやすいこと。

□(組織)業務設計や意思決定の偏りにより、特定の個人・部署に負荷が集まり、業務停滞や離職リスクを高める構造的課題である

□(組織)少数にすれば精鋭になる。少数にすれば自然に戦略化する。ただし、やる気がある人がリーダーになりやすいので、疲労破壊には要注意。


 

お客様は神様

□「お客様は神様」は、かつての「地図」。
でも今は、コンパスを手にして、共に新しい地形を歩く時代。

※「お客様は神様」という言葉は、もともと演歌歌手の三波春夫さんが「舞台に立つとき、お客様を神様のように敬い、祈るような気持ちで歌う」という趣旨で使った言葉です。つまり、相手を尊重するための「内的な姿勢」でした。
ところが、それが経済社会の中で「客は絶対」「クレームは正義」「企業は無条件で従え」といった外的な強制力に変化していきました。

※ この言葉の共感の仕方・伝え方
1.美談の裏側を、やさしく照らす
2.神様を、関係の外ではなく内に戻す
3.信頼と服従の違いに気づかせる
4. 現場目線に引きつける」
5.関係性の質という未来の投資として提示する
6.「線を引く」ではなく、「線の先を描く」

おもしろい

□ 心が興味を抱き、感情が動かされることで注意を引き付けられる状態のこと。

※ それは競争・模倣・偶然・めまいの中で起こりやすい
※ 「おもしろい」ものほど面倒
※ 人の持つ「おもしろさ」を感じる習性例
1.動くもの
2.ユニークなもの
3.あらゆる制限
4.音
5.原因がわかればやり直したくなる
6.仲間つくり。成長。物語への参加
7.ゴール&ハイスコア&他者からの賞賛

会議

良い会議とは、少なくとも下記が備わっていること。
 1.明確な目的とゴールがある
 2.事前のつながりの準備が出来ている
 3.議論を深め、決定事項・合意内容を明確にする。

※ 言いたいことを言う自由な場ではない
※ 難問ほど、全会一致は異常(262の法則より)なこと。その場合は、あえて決めない。
※ 言い負かす、論破はゴールではない

価値(付加価値)

□情報を含むストーリーが驚きとして相手と共有し、今までより役に立てること・もの
※そのラーメン屋にまた行きたい理由
※「やさしく・強く・面白い」 役に立つ話、波及する話

□価値=効果(outcome)/費用(input)

□組織の価値はPBRでも表せる
※組織価値はPBRでもある。ゆえに計測可能
※会計的な価値×人・組織の価値=企業の価値
 ⇒会社の資産価値×人・組織の価値=時価総額
 ⇒人・組織の価値=時価総額/会社の資産価値
  =株主価値(PBR)
※価値は関係性に影響される

□相手や競合ができない「差別化」
1.自分にしかできない変化を与えられること
2.相手の気持ちを盛り上げること
3.相手に自分の商品・サービスへの熱を伝えること


※価値は時代で変わる故、いつも見直すべき。
※誕生日の翌日のケーキに価値がないように、相手に合った価値をコト化・言語化する能力が重要です。

かわる・かわらない

□変わるものとは、文脈の変化に応じて意味や価値が変容するもの。
変わらないものとは、文脈が変わってもなお再選択され続ける価値や姿勢。
ここでの文脈とは、意味や価値が立ち上がる“背景の織物”であり、時間・空間・関係性・目的・記憶が交差するフィールドです。

□「人はなかなか変わらない」とよく言われるが、関係性が変われば相対的な価値は変わる。

※「変わる」は ビフォーアフターで整理できる

  1. 意識・思考の変化
  2. 行動・習慣の変化
  3. 人・体制などの内部環境変化
  4. 競争・ビジネスモデル・制度などの外部環境変化
記憶の選択性

□記憶の選択性とは、私たちが「何を覚えて、何を忘れるか」を無意識に選んでいる現象です。これは単なる偶然ではなく、心理的・生理的なメカニズムに基づいています。
※(例)記憶に残りやすいこと
・ 感情的に強い出来事ほど記憶に残りやすい
・自分の価値観や信念に合う記憶は保持されやす 
 い
・自分の信念と矛盾する記憶は忘れられやすい
・注意を向けた情報だけが記憶に残る

※正当化と記憶の選択性の関係
私たちは「自分を正当化するために記憶を選び」、「選ばれた記憶によってさらに自分の正当性を強化する」という循環が起こります。
この構造は、個人のアイデンティティ形成だけでなく、集団の歴史認識や文化的ナラティブにも影響を与えます。

企業

    by ドラッカー
□目的:顧客の創造(人々の欲求を満たす)
 機能:マーケティングとイノベーション
         

教訓

    by 山本常朝 「葉隠」より
□教訓の覚悟から、自信と勇気を得ること
 ※30歳以上では誰も教えてくれない。
 ※「道」とは「長所や強み」を鞘に納め、自分の悪いところを知り、一生努力すること。
 ※あらゆる問題は小利口ではうまくいかない。そこには「おくゆかしさ」が必要。

「いざ」の緊急時に腹を括れる教え

 環境を観察して、いつのまにか役に立つ教え

 わからないものがあること知ること。

言葉には慎重であること。
※意見を述べるなら、信頼関係の上での配慮が必要。特に「言いふらす」ことで自分を慰める行為に注意する。

教養

□教養があるとは、一つの物事をいくつの視点で見られるかということ。つまり、読書以外からでも教養は高まるということ。ただ、読書で得られるマスターピースは深い。
※読書で得られるマスターピース例
1.「愛」や「死」を考えた人は無数にいた。その中から私たちは古典を読書することで、私たちは天才の「愛」や「死」の思考の様子を垣間見ることができる。
2.「現在」「日本」については「過去」「海外」を知らないと理解できない。  

空気

□空気とは、沈黙で関心を縛り、騒ぎで人を動かす、見えぬ力を操る最も巧妙な「メディア」である。
※(例)メディアは何を報じ、何を報じないかに
    注目しよう

□体験的イメージが生む雰囲気が、論理的議論を妨げ、一つの「正論」で問題全体を覆う「ムード」「見えないルール」「見えない緊張感」のこと。影響比を見極め、感じる空気の誤認に流されぬ知性が必要なこと。

※いろいろな視点からの「空気」について
1.社会的圧力の視点:集団の中で「今それを言うべきでない」「場の雰囲気に従うべき」といった暗黙の                                 了解によって形成される、見えない圧力
2.認知のフレームの視点:人々の認知がある方向に統一されてしまう「思考の枠」。
3.感情的同調の視点:個人が他者の感情と無意識に同調してしまう心理的な波。理性ではなく情緒によって集団が動く。
4.多数(メディア)影響の視点:事実よりも「多数の印象」が支配する構造。
5.権力構造の視点:支配的な立場にいる人物や組織が意図的につくり出す「支配の装置」。

経営・マネジメント

□「経営」とは全体的な方向性(姿勢)と戦略を示す活動

□「マネジメント」とはその戦略を実行するための日々の活動やプロジェクトの管理し、成果を出すこと

※辞書では同義で扱われやすいですが、ビジネスでは差異をつけて使用します。
※「仕事」とは価値を生み出し、言葉で価値を伝えること

継続・続ける

□継続とは、個人の問いを組織の知へと昇華させ、絶え間ない改善を促す原動力のこと。

□続けるとは自分の意思にどれだけの力があるかを問い、その答えを日々の行動で示していくこと。
※「食べる⇒食べ続ける」のように、「続ける」をつけると誰もできないオリジナルになる。

傾聴

□相手の言うことをわかった風できいたり黙って聞くのではなく、相手の話をわかるまで聞くということ。
※「そもそも利益ってなんですか」と言葉の定義を確認していくことが傾聴には大事。



言語化

□組織開発における『言語化』とは「何をしたらよい」「どうしたい」のような『目的』や『姿勢』を主体的に明確にすること。そのためには、比較する力と定義する力が重要。

※言語化は「なんとなく」を排除するもの
※言語化の成功は相手に『自分の頭の中にあるものを相手にも同じように描いてもらえること』

□リーダーの言語化
リーダーの言語化とは、目標達成に向けて「今、何をすべきか」を具体的かつ明確に伝える行為のこと。

「うまくやっといて」「あとで」ではなく、リーダーが真っ先に取り組むべきは、部下が求められる成果を出すために「今日、何をすればよいか」を明示すること。

権力

□組織論での健康な権力とは
 1.賞罰
 2. 正当性(服従)
 3.一心同体
 4.情報

※ 不健康な権力
1.無知な力(パワハラ、子供っぽい等)
2.お客様や上司の意見が正として営業が権力を持つこと

※組織に内向きの配慮が多いと感じれば、管理者の権力を確認することが必要

権限移譲

□権限委譲とは、組織の効率化と将来的な成長を目指し、最終的な責任を持つ人が、信頼する相手に、意思決定と遂行の権限を戦略的にまかせることであり、単なる責任のおしつけや、個人の業務負担を減らすことではない。

効率化

□効率化とは時間を生み出しつつ、価値を下げないこと。価値が下がれば「手抜き」

□本質的な価値を追求する思考のこと

※「お客様は神様」という言葉は安易な効率化を招きがちです。真の効率化とは、「なぜお客様のためにこれが必要なのか」と問い、本質的な価値を深く追求することで生まれます。

□楽な道を選ばず、未来を切り拓くこと

※思考を深掘りすることで、これまでの延長線上にはない不連続な成果を生み出すことができます。安易な道を選ぶのではなく、深く考える姿勢こそが、あなたの未来をより楽しく、強く、豊かに切り拓く鍵となります。

顧客

□重要顧客は自社の宣伝にもなるパートナーなこと。
※購買したいのは、現状に不安・不満があるから。欲望・知的好奇心があるから。

□自社の強み・弱みのアドバイサーとなること。
※顧客が解決したいのは「一つ」。「多機能」には使いにくいというネガ先入観が生じやすい
※パートナーとは自社の特徴を教えていただける関係がある相手の事。

顧客満足/CS(≒プレファレンス)

□顧客目線から顧客を満足させる商品・サービスを提供し、さらなる顧客を創造した指標のこと。
□プレファレンスは顧客満足が積み重なった『好み』としての選択行動指標のこと。

固定費・変動費戦略

□ 利益構造の分析し、利益の継続的な改善のために分析すること
 ※ 利益=売上-(変動費+固定費)
 ※ ポイント
 1.値上げUP対策
 2.限界利益(売上-変動費)対策
 3.固定費の活用促進対策
   (固定費は使用するではなく、活用できているかが重要であり、すぐに確認できる)       

 4.変えられる未来に集中するために、重要なことを緊急にしない仕組み作り


言葉

□人が抽象化によって生み出した、誰もが持つ『人を動かす』最強ツール
※最終的な行動は言葉が決めている
※不透明な時代だから、前進するには言葉が数字より重要。だから勇気ある人が信頼されやすい。

□都合良く、分解、合成することで様々な効果や誤解を招くもの。
※言葉だけでは変わらない。説得できない。アイデアがないと合意できないから変わらない。

コミュニケーション力

□他者との関係性のこと

□コミュニケーション力とは、聞く力、傾聴力、説得力、話す力、聞いてもらう力、伝える力、疑う力などの総合能力。なお、コミュニケーション力は手段(スキル)であり、目的ではない。さらに大事なことは、コミュニケーション力は関係性の場に依存するということ。

※何が売れるか否かの解像度はコミュニケーション量に比例して高まる

これからの時代

□事実を疑い、生成AIを活用し、「本質を問う力」が問われる時代

□「余白」・「遊び場」の価値が高まる時代
※ 皆にとっても、自分にとっても役に立つ時間を10%でも作る。

□リーソース(人口、グローバル化、AIなど) 
 の分解、多様 VS 慣性による混沌時代

□国家を越えたグローバル世界での富の再配分
※再定義―見える化のスパイラルからの反動

□格差問題が所得に加えて承認も
情報発信の自由が加速する一方、SNSの「いいね」などで承認が可視化され、ごく一部に集中する現象。これにより多くの人が承認を得られず、自己肯定感の低下や競争の激化を招くことが課題。

□問い直しの時代 
※「人口減少は悪いことか」など

コンセプト

□コンセプトとはブランド(お客様の認識)。アイデアやビジョンも含まれることがある。

□コンセプトとは価値の設計図
 1.判断基準 2.一貫性 3.価格理由
□マーケティングコンセプトとは、ブランドをより顧客に想起させるために、どのように顧客にアプローチし、橋を架けるかを考えること□事実を疑い、生成AIを活用し、「本質を問う力」が問われる時代

5Sの考え方

□しつけ(自律した姿勢)のもとで、思考軸を整理・整頓・清掃・清潔を維持、改善すること
※姿勢とはPMVV(パーパス、ミッション、ビジョン、バリュー)や市場環境に対する意志や態度。
※ものつくり・製造業界における「基本のき」となる用語
※日系と非日系では品質管理の前に価値観で大きく異なることに注意

再定義

□「再定義」は堅苦しい「定義」をやさしく・強く・面白くする戦略
※定義は「こういうものだ」を決めるリセット戦略。「再定義」は「本当にそうなのか」の可能性の発見につかう問い戦略。
※再定義の前提は「良い問い」をたてること

□シェアNO.1のヒントを見出す手段

差別化

□差別化とは、顧客が特定の目的(○○)を達成しようとしたときに、既存の選択肢では満たしきれないニーズに対し、当社の商品が独自の価値提供によってその目的を実現できることを伝えること。

三現主義

□『現場・現物・現実』の3つの『現』を重視し、机上ではなく実際に現場で現物を観察し、現実を認定したうえで、問題の解決を図らなければならないという考え方。

※生産、品質関連に留まらず営業、人事、コンプライアンスの多方面において重要な概念
※『常識を疑う』の視点をいつも心の近くにおいて観察することも三現主義には重要
※効率・合理的の言葉は賢くスマートに本質を変えたり、隠しているかもしれません。
※観察範囲は組織の劣化につながりそうな言葉使い、習慣、5Sまで関係します。

思考停止

□効率化の反作用のこと。

□思考を止めたというよりも、「わかったつもり」で納得し、疑うことや感受性を磨くことを止めたということ。
※「そういうものだと思っていました」状態
※共感バカ・多様性バカ・打ち手バカ状態
※あのリンゴは平均のリンゴと同じバカ状態

□「失敗する権利」を放棄した状態
※ 基本・基礎・型・ルールを叫びだすと思考停止になります。 作るべきは試行錯誤できる環境

事実・ファクト

□たとえば、5つの事実のこと
1.表面的な事実
2.仮定的事実
3.報告された事実
4. 希望的な事実
5. 真実(実際に起こっていること)

 By プロフェッショナルマネージャ―  ハロルド・ジェニーンより

※多くの報告や生成AI回答には大なり小なり真実かどうかは疑う必要がある

実体験

□実体験とは、ゲームなどでの仮想実験とは異なり、五感だけでなく感情も揺さぶられる、偶発性と不確実性を伴う体験である。それは、物の本質や新しい差別化アイデアへの近道となり、私たちに本当の学びをもたらすこと。
※効率化優先・アナログ否定の罠に抗う姿勢
1.たとえば、製品のマニュアルトークよりもやさしく・おもしろく話すための現場体験。
2.たとえば、強いものを作るなら、まず壊してみてどんな壊れ方をするかしっかり確認するものの見方

失敗

□失敗とは、不都合な事実や課題が意図的あるいは無意識に隠蔽され、それによって建設的な対話や適切な対処の機会が失われた結果、目標達成が阻害され、望ましくない状態に陥ること。

視点

□参加者全員の経験・知恵で集めた未来のこと

主体的

□自分なりに考え、発信し、仕事に関して協働すること。

□主体的の同義語は「自律」であり、与えられた課題を上手くこなす「自主性」ではない

※今、企業に一番求められている能力が「主体性」のようだ。逆から考えると、日本の教育・社会システムにはその部分が欠落し、企業自らも先生になれないジレンマがあるということ。

資本主義

□資本家が資本を貯める努力をすること
※薪が欲しければ拾えばよかったものが、資本家によって「薪が欲しければ金を出して買え」と言われる体制。

進化

□「仲間が力を合わせなければならない」を理念として優遇できる状態こと。

ストーリー

□生々しい臨場感(現場の焦りや緊張感)を伝えるもの□「仲間が力を合わせなければならない」を理念として優遇できる状態こと。

成功

成功とは、単に目標を達成することではなく、事実をオープンにし、建設的なフィードバックと対話を通じて問題解決と改善を続けるプロセスの中で、組織全体の成長と目標達成が相乗的に促進された状態のこと。
ただし、この成功は、情報の独占や「自分で考えろ!」といった高圧的な態度によって、率直な意見や懸念が表明しにくい雰囲気が存在する場では真に実現されません。 真の成功は、誰もが安心して事実を共有し、協力し合える心理的安全性の高い環境が育まれた先にのみ起こります。

正当化の構造

□自分の信念・行動・判断が「妥当である」と他者や自分自身に納得させるための論理的・感情的な枠組みです。
※ 主な構造 
 1.前提の選択
 2.因果の再構成
 3.感情の正当化
 4.他社との比較
 このような構造は、自己防衛やアイデンティティの維持に役立ちますが、同時に認知バイアスや自己欺瞞を生むこともあります。

戦略

□最終目標を達成するために「変わる」と「変わらない」を現状把握したうえで「やるべき仕事」、「やめる仕事」の判断をすること

□頑張らないで勝つ方法を頑張って考えること
※戦略の質・指標が高ければ高いほど、戦略は実行されないマインドも高まります。
※姿勢確認にマイルストーンは必要です。

□あなたがいないと得られない場所で他よりもたくさん価値を提供すること
※戦略が「机上の空論」と騒ぐのは他人事の証明

戦略計画

□戦略計画とは
1.リスクを伴う意思決定すること
2.実行ができる組織をつくること
3.レビューと修正を行うこと 

※ ポイントは余白と心理安全性を作る組織の構え方
※ 戦略計画はマジックでもなく、自動的に
  描かれるものではありません
※ 計画は最大ではなく最適化で作成する

創造

□あたらしいアイデア

※ワラスの創造4プロセス
準備⇒温め⇒ひらめき⇒検証
※再定義からの創造4プロセス
 定義 :固定化された意味の確認
⇒再定義:自分の文脈で疑い、再編集、戦略化
⇒再構成:分解、組みなおし
⇒爆発 :既存の型を壊し、新たな形に

組織

□自然摂理として組織とはミクロでは分解と再生を繰り返し多様化へ進みマクロでは安定を好むもの

□組織を家や人だとすると、個人は繊細な壁に囲まれた部屋や細胞の中にいるようなもの

□ビジネスでの組織とは『コミュニケーション』『貢献意欲』『共通目的』と定義されるもの。              by バナード

□目的達成のために創造性と戦略性を両立させる仕組みであり、その実現を支える構造(土台)、担い手(人材)、共有された価値観(文化)から構成されるもの。

□3層(トップ、ミドル、ロワー)で考えるもの
※組織内で「権限」が「権力」に変わることがある。「強制の権力」や「報酬の権力」は要注意

組織文化/カルチャー・風土

□誰も見ていなくとも、社員の姿勢(行動・決断など)や基準が揃っている、当たり前なこと
 
□組織の中で語られる強く刻まれた物語
 (社風を変えるのは極めて難しい。少なくとも社長が共感・納得のためのセンスメイキングが必要)

※企業文化は会社のビジョンや価値観から生まれる。
 Google社ビジョン:「世界中の情報をオーガナイズし、誰からでもアクセスできるようにする」

□組織風土とは組織の現場で感じ取られる雰囲気や空気感。非人工物なもの。
※「自分の意見を言っても否定されない」「ミスをしても非難されない」といった職場の心理的安全性は組織風土の特徴です。

多様性

□多様性とは「心地よい共存」ではなく、「緊張感ある共存」

挑戦

□いつものプロセスではなく、違うプロセスで視界を変えること。いつものプロセスでゴールを目指すのは挑戦とは言わない
 
□自分たちが挑戦しないと、お客様も挑戦しない性質があること

つまらない

□1.レベルが合っていない
 2.やることが多すぎる
 3.抽象度が高すぎる

□多様性とは「心地よい共存」ではなく、「緊張感ある共存」

強み・弱み

□強み・弱みは自分の特性と世界との関係性の中にできるもの。しかし、その強み・弱みは決まっているが自分にはわからないので、第三者に確認すべし。それは世界が急速で変化するからでもある。

定義

□視点を合わせるために、ある事柄と他の事柄の違いを言葉で明確し、解釈のぶれを防ぎ、思考や行動の土台をつくる言語的な手段。

□思考の出発点でもあり、集団の接着剤にもなる

□伝達力の補強材

※ 単なる言葉の置き換えではない。自身の思考を深め、ビジネスの本質を見極め、価値ある知識を生み出すこと。
※『定義』は目標相手との関係性であり、あなたによって『再定義』されるべきもの。
※定義する際の必要条件は、「誰が」「何のために」「どう使うか」を意識することが、精度と浸透力を高める鍵になります。

□定義の力とは
 定義の力とは、曖昧な現象や概念に輪郭を与え、共通認識と意図的な行動を可能にする言語的な構造化能力のこと。

※さらに、定義の力は「定義の内」と「定義の外」という概念を生み出すことで、思考を「秩序」と「余白」へと跳躍させる。つまり、それは「再定義」や「新たな問い」、そして「新たな行動」へとつながる起点となる。

定番

□ビジネスにおける「定番」とは、信頼と安心の象徴(ブランド)であり、企業にとって極めて重要な役割を果たします。定番商品やサービスが持つ普遍的な価値は、顧客との長期的な関係を築き、企業の安定した成長を支える基盤となります。

□組織と思考の軸となる「定番」
ビジネスにおける定番は、単なる商品やサービスではありません。それは、企業の強固な基盤となり、未来を切り拓くための重要な戦略要素です。


※1. 強み(Strength)としての定番
定番商品は、企業の揺るぎない強みそのものです。安定した収益を生み出し、高いブランド認知度と顧客からの厚い信頼を築きます。定番を支える独自の技術やノウハウは、他社が簡単に真似できないコアコンピタンス(中核的な強み)となり、企業の長期的な成長の源泉となります。
※2. 競争優位性の源泉
定番商品は、競合他社との差別化を図るための強力な武器となります。特に、強固なブランド力と顧客ロイヤルティは、新規参入の障壁を高め、業界内での競争を有利に進める要因となります。また、定番商品を生み出す一連の活動(バリューチェーン)を深く分析することで、新たな価値創造のヒントを見つけ出すことができます。

問い

□『問い』はひっかかりを探す(探求する)。『問い』があるから学ぶ意味がある。
 ※(例)よくある「問い」に「何がしたいかわからない?」には、まず「したい」とは何から始める。

□『問い』には、Why(存在価値)とHow to(手段)がある。
組織開発での『問い』とはWhyであり、思考と感情を刺激する通気口 

 How toには、頭を使わなく済む固定化の罠が仕込まれている
 ※そもそも当事者同士の関係性にズレがあるの で原因と結果の単純な決めつけはリスク
  
□集団のコミュニケーションを誘発する
 ※問いの無いところに無関心が宿る
  問いのあるところに関心と生命力が宿る

□良い問いとは、答えを引き出すのではなく、気持ちを膨らませるギフトがある問い。

※問いをデザインするステップ
1.「答え」より先に「違和感」に目を向ける
一番最初に出てきた違和感が、問いの種。
  例:なんか噛み合ってない → 「この会議、何を決める場だった?」
2.「答えが一つに定まらない問い」を歓迎
一言で答えられない問いは、関係をつなぐ。
例:「これは誰のための成功なのか?」
3.「問いの前に問いを置く」
目的や背景を一緒に添えると問いは生きる。
例:「この判断が未来にどう影響するかを考えるために、問いがあります。」

※問の持つ罠
 1.問いに酔う
 2.問うことで保っていたバランスが崩れる
 3.自己正当化など

262の法則

□組織は262の比率で構成される
※パターン1 優秀2/普通6/劣等2
  優秀2は組織になじまないことが多い。この
  優秀2に熱を与え戦力化するのがリーダー。
※パターン2 賛成2/意見なし6/反対2
  これは全会一致が異常なことを示します。

※その他 営業スタンスを同じにしがちなもの 
・ 独占 / 競合 / 採用理由不明
・ 楽勝 / 接戦 / 惨敗
 そのお客様はどのポジション?それはなぜ?

※クレイジーな人をいかに活用するかがポイント

パーパス

□1.トップが組織の存在意識(Why)を明確にしたもの
 2.この理念は組織内部の全員一致の行動規範
 3.「誰が、何を、どのような状態に」のこと

※パーパスを行動規範に落とし込むには「現場」を想定し、「この時、自分はどうする?」を考える習慣化が必要。
※パーパスWhy・ミッションWhat・ ビジョンWhere・バリューHowを個別に書くのも良いですが、まずトップが示さなければならないことは、誰が、何を、どのような状態にするのかをこの組織は目指しているという1メッセージです。

□パーパスの作成のための問い事例
1.「貴方だからこそ」提供できる独自の強みはなんですか?
2.その強みが、顧客のどのような「可能性」を解き放ちますか?
3.顧客にとって、どのような「信頼できるパートナー」ですか?
4.最終的に、あなたの仕事を通じてどのような「世界」を実現したいですか?

※PENGUIN FIRMのパーパス
「組織を言葉のGIFT(やさしさ・つよさ・たのしさ)で包み、組織の可能性を解き放つ、信頼できる組織開発パートナー」

バイアス

□何らかの偏り。特に人間が関わる場合は、無意識の思考の「癖」

□この効果を利用して「〇〇万人が購入!」「大人気!残りわずか」などの訴求がよく使われます。ただし、思考停止や本質から外れる判断を招く可能性もあるため、注意が必要です。

品質保証・品質管理

□品質保証とは、製品の企画、設計から製造、販売、サービスの各ステップにおいて、お客様が購入し、使用して満足する品質を、生産者が確保しお客様に保証する組織の活動

□品質管理とは品質保証行為の一部で、部品やシステムが決められた要求を満たしていることを前もって確認するための行為

□品質保証・品質管理を極めれば大きなビジネス機会になる。

紐付け(ひもつけ)

□ビジネスにおける紐付け(ひもつけ)とは、目的と手段をつなぐ行動であり、行動の動機を生む「意味の回路」。この回路があることで、人も組織も動きやすくなる。

※意味を感じるとは、目的との紐付けがなされた証拠である。そしてそのためには、自分で「判定する余白(問いや選択)」が必要です。

不正

□「正しさ」をまとった空気の中で、違和感や異論を封じ、組織の内側で起きている問題に蓋をすること

□正論や権威がつくり出す“思考停止”の空気のなかで、組織の構造的責任が意図的に曖昧にされていく無責任なプロセスのこと。

□問題あるビジネスが戦略で方向転換できないとき、そのことを問題にしないためにルールを都合よく修正・押しつけ・隠蔽するなかで生まれる無責任なプロセスのこと。

※不正に気づいた人は、声を上げる勇気の前に、孤立という壁に直面します。
その声が“個人の問題”ではなく、“組織の未成熟”を映す鏡だとしたら――
私たちはもっと、その声に耳を傾ける準備が必要なのではないでしょうか。

PDCA(計画―実行―評価ー改善)

□品質管理の手法ではある。そのためにP(計画)―D(実行)-C(評価)-A(改善)を回すこと。
 なお、品質管理以外にもすべての課題あるものに適応できる。

※重要な事
1.正しくはPDCAサイクル。報告会のためにするものではない。
2.通常は管理者と担当者の複数で回す。
  最初のPDが大事。後半のCAによる帳尻合わせの盛り上がりは評価しない。
3.内容確認の質問を一つするとしたら、「今回の歯止めは?」でおおよそわかる。
  

腐敗

□組織の「腐敗」とは、内部の倫理観や制度が崩れ、不正行為や利己的な振る舞いが常態化する状態のこと。これは単なるルール違反にとどまらず、組織全体に浸透する価値の劣化を意味します。

□ 組織の腐敗チエック
1.意思決定を組織の空気で判断している
2.腹落ちしない(覚えていない)パーパス
3.「噂話」・「井戸端会議」が好き
4.会議室には象がいる
5.ルールが複雑 & 借り物
6.「裏技」が大好き
7.上役の世界観が引き継がれていない「権限移譲」
8.両利き(探索&進化)経営のふりをしている
9.「問い」のない常識

※組織はそもそも異物の集合体である。個々の利益と関係性のバランスは巨大化とともに崩れていく。 

ブラットフォーム

□(ビジネス)プラットフォームとは、異なる参加者(供給側と需要側)をつなぎ、価値交換を促進する基盤や仕組みの事である。

※プラットフォームの事例
1.仲介型プラットフォーム
(フリマ、フードデリバリー、クラウド等)
2.OS型プラットフォーム
(アプリ配信など)
3.コンテンツ型プラットフォーム
(動画配信など)
4.ソリューション型プラットフォーム
(各種決済サービスなど)

□ 製造業では強みになる「共通基盤」「共通な場」のこと。

ブランド・ブランドエクティ

□不完全情報な社会で、製品の品質や効用を推測するうえでの「手がかり」になるもの

※ブランドエクイティとは、認知・感情・意味におけるブランド価値のことです。
※ブランドエクイティ(ブランド価値)は、アンケート調査や顧客行動の分析を通じて定量的・定性的に測定することができます。こうしたデータに基づいて、SWOT分析や3C分析を行うことで、戦略立案の精度が高まり、ターゲット層との共感や戦略の社内共有がよりスムーズに進みます。

ブランドの定量評価は、単なる数値ではなく「戦略を共に描くための共通言語」として機能します。これにより、部門間の意思疎通や、顧客視点の戦略設計が促進されます。

ブレインストーミングを活用した議論

□まずブレインストーミングで自由にアイデアを創出し、その後、それらのアイデアを議論で論理的に評価し、最適な解決策や方向性を導き出す一連のプロセスです。

※ブレインストーミングはアイデアの幅を広げ、議論はアイデアを深掘りします。この組み合わせにより、発想の幅と深さが向上し、多角的な視点を取り入れ、質の高い意思決定が可能になります。参加者のエンゲージメントも高まります。
※裏ポイント:議論の場で相手を論破したり、言い負かしたがる人をブレインストーミングの形式の中で正しい姿勢に教育すること。

プレゼンテーション

□情報を効率的に伝えて影響を持たせるコミュニケーション手段
※キャッチコピーとは、言葉の力で人を動かし、姿勢を変えるメッセージ

□まずブレインストーミングで自由にアイデアを創出し、その後、それらのアイデアを議論で論理的に評価し、最適な解決策や方向性を導き出す一連のプロセスです。

フレームワーク

□問題や情報を整理し、抜け漏れなく考えるための「型」

□組織で議論する際の「共通言語」としての「型」

□思考の偏りや場の空気や感情的判断を防ぎ、合理的な意思決定を促す「型」

※主なフレームワーク
SWOT分析、3C分析、バリューチエーンなど
※フレームワークを活用することで、不都合な事実・予想をオープンにしやすくする
※フレームワークの作成作業は、アイデアや内省を通じて感情が芽生える創造的なプロセスです。
 しかし、以下の理由から、多くの場合それが作るだけの単なる時間の浪費となってしまっています。
1.目的の錯誤
 フレームワークの作成自体が会議の目的となってしまっている。
2.真実性の欠如
 ターゲットからの本音が乏しく、結果として内容の多くが以下のような“事実らしきもの”に基づく
 フィクションとなっている。   
  ・表面的な事実 
  ・仮定的な事実
  ・報告された事実
  ・希望的な事実
3.作成者の偏り
 ごく限られた担当者のみによって作成されている。
4.時間軸と関係性の欠如
「お客様」や「もの」との「過去―現在―未来」の関係性の成長視点が欠落している。

プロフェッショナル

□ただ、力のある人ではなく、その力と向き合い自分の姿勢、在り方を問い続ける人

□「プロのくせに」と言われても立ちつづける人のこと。

方向転換

□過ちを認めること・訂正すること
※プロジェクト等にはリスクはつきものなので事前の方向変換ルールは重要

※方向転換の妨げる要素・習慣
1.埋没コストを理由に、計画不足などの失敗を認めたくない
2.失敗について蒸し返されたくない
3.すでに存在する結論を配慮・守ることが目標になっている
4.人事評価が「間柄」で決まる無責任さ
5.権力者とのコミュニケーション不足
6.一貫性を価値とし、優柔不断を避けたい立場 

ポジション

□1.意味の座標をとる行為 
 ※低価格・高品質で頑張るなど
 2.機能の構造の中での位置
 3.関係の中での意味の取り方

□頑張る場所を決める戦略を操作するスト-リー

ボトルネック

□システムやプロセス全体の効率をもっとも制限・制約している部分のこと。
※企業の目的であるキャッシュを稼ぐことのカギは「流れ(フロー)を改善することにあります。そこで、その「流れをせき止めていたボトルネック(制約)に集中投資することこそが、もっとも効果的に利益を増大させる方法
※プロセスの中で、ボトルネック以外は頑張りすぎない。

□ボトルネック思考は科学では普通の考え方
1.現実はシンプル
2.対立は改善できる
3.基礎が強ければ、ボトルネック思考もやさしく・たのしい

本質

□一番大事で根源的な「問い」のこと

□そのものが『なにものか』を決める大事な部分であり、それがなければ『なにもの』は存在しないということ
※実存は本質に先立つ by サルトル

□ビジネスとして対象になるもの・ことを思考するとき、『変わらない・それがないとならないもの』と『変わるもの・なくても良いもの』に分けたとき、私は前者を『本質』、後者を『柔軟性』と呼びます。

□対義語は外面的な『現象』『表面』です。双方を意識できれば人間がより理解できます。
※問題は、最初にその『本質』を明確化し、分解(定義)することで解きやすくなります。

マーケティング

□集客・販売・商品作り・運営のこと。

□コンセプトに対して、顧客がおのずと購入する価値に変えていくこと

□消費者を理解し、(役に立つことを)想起・選択する価値つくりのこと

メリトクラシー

□「能力主義」「業績主義」のこと

□大人が持ち出す「勉強する理由」の一つ

メリトクラシーを盲目的に追及するのではなく、疑われる時代になった。
・メリトクラシーは機会均等を謳うが、実際には家庭環境が能力形成に影響し、不平等を再生産する。
・過度な競争は選民思想や自己責任論を生み、社会的分断を深める恐れがある。
・評価基準の偏りや精神的負担増大も課題。


(会社の)目的

□会社の目的とはフロー&利益である。




や・ら・わ

やりたいこと

□「やりたいこと」って、本当に心から望んでいることですか?もしかすると、それは誰かに認められたい、優位に立ちたいというからかもしれません。
でも、もしあなたが「この世を去る」としたら誰と、どんな話をしたいですか?
そんな問いが、本当の「やりたいこと」を浮かび上がらせてくれます。
※紙に書いて言語化すると、早く見つかります。
※時間や時代は集団の無意識を大きく変えますが、個人の無意識はなかなか変わりません。そこには変わらせないモンスターが脳に居ます。つまり、その阻害要因が「もやもや」です。


ランチエスター戦略

□強者と弱者の戦略
1.強者の戦略
 遠隔戦・広域戦・確率戦へ誘導
2.弱者の戦略
 接近戦・局地戦・一騎打ちへ誘導

□トップニッチ戦略
シエアはあくまで、エリア1位に拘る
※エリアの設定は組織の重要戦略

利益

□社会の多くの価値をより効率的に届けられたときにこそ大きくなるもの

□売上から費用を引いたもの
※売上とは社会にどれだけ価値を提供したか
 費用とはどれだけ効率的に価値提供を行えたか
□企業活動の原資
 ・ステークホルダーのより良い生活の糧を生む
 ・不測のリスクに対する保険
 ・国家サービスや社会福祉の原資

リテラシー

□リテラシーとは能力

※「経営リテラシーの欠如」という文脈で使われています。たとえば、競争では負けているのに、自分は自分の仕事をしっかりしているので自己満足している状態のこと。

□社会の多くの価値をより効率的に届けられたときにこそ大きくなるもの

論理的

□論理的とは、筋道を立てて物事を考え、整合性と一貫性を保つこと。前提から結論へと合理的に導く思考の在り方を指します。

□おもしろくないものなので、「いい加減」や
「遊び」の中に、考える楽しさと意味を見つけていくこと。

わかる・理解する

□無知の知から始まる好奇心のこと

□相手と同じ考えを持つことではなく、話が分割され整理、整頓され一般化できること

※短文で相手の主張をまとめられること
※交渉は話してもわからないからするのが世界の常識。日本の「話せばわかる」は世界の非常識
 たとえば、理論構成の型としての欧州は演繹法であり、日本は帰納法が主体。
 演繹法とは、逆算思考/  結論⇒本論   
 帰納法とは、経験重視/  問題提起⇒本論⇒結論

□コミュニケーションにおける「重要なプロセスへの入り口」。
※それは「第一段階の確認」であり、その後に続く「本当に理解したか」「深く納得したか」「どう行動するか」という、より重要なプロセスへの入り口であると捉えることで心が軽くなる。

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